永住権(グリーンカード)を申請してから発行されるまでには、申請方法によって時間がかかる場合があります。

例えば、アメリカ市民権をもつ直近の家族(両親、配偶者、21歳未満で未婚の子ども)の場合、待ち時間なしで永住権取得のための最終的な手続き*に進めます。しかし兄弟やいとこなど、それ以外の近親者には、最終的な手続きまでに待ち時間が発生します。

(*米国内から申請する場合はアジャストメント申請、在外米国大使館・領事館を通しての申請の場合には、最終的な申請手続き)

発行までの待ち時間は、申請時に付与されるPriority Date(プライオリティ・デート)によって決まります。

毎月更新される国務省公式サイトから確認することができるので、定期的にチェックするのがおすすめです。


以下の表を例に、VISA Bulletin(ビザブリテン)の見方をご説明します。

①:申請方法の種類を表しています。上にいくほど優先順位が高いです。

②:出身国を表しています。日本人は右4つに挙げられていないため、ピンクの枠内に該当します。

③:受理された日を表すPriority Dateが、日/月/年の順で表示されています。この場合、2014/12/1以前に受理された人に順番が回ってきているという意味です。

④:C…Currentの意。待ち時間はありません。

永住者の種類等については、こちらで詳しく解説していますので、併せてご覧ください。