「アメリカ在住外国人による家族ベースでの永住権申請資格」

 アメリカに滞在している外国人が、アメリカ市民または永住権者と結婚した場合には、日本に帰国せずにアメリカに滞在したままでの永住権の申請が出来るのでしょうか?出来る場合と出来ない場合があります。どのような条件を満たせば、申請が可能なのか分かりやすくまとめます。個々の事案は必ず事前に専門家に相談して下さい。 
アメリカ市民との結婚
1 申請者が違法に入国した場合:特別な例外規定の適用を受けない限り、アメリカに滞在したままでの永住権の申請は出来ません。
2 申請者が合法的に入国し、現在も合法的滞在期間内である場合:アメリカに滞在したままでの永住権の申請ができます。
3 申請者が合法的に入国したが、現在は合法的滞在期間が過ぎてしまっている場合:アメリカに滞在したままでの永住権の申請が出来ます。
永住権者との結婚
1 申請者が違法に入国した場合:特別な例外規定の適用を受けない限り、アメリカに滞在したままでの永住権の申請は出来ません。
2 申請者が合法的に入国し、現在も合法的滞在期間内である場合:様々な条件を満たした場合にのみアメリカに滞在したままでの永住権の申請ができます。
3 申請者が合法的に入国したが、現在は合法的滞在期間が過ぎてしまっている場合:配偶者が帰化(アメリカ市民権を取得する。)するなどの条件を満たさない限り、アメリカに滞在したままでの永住権の申請は出来ません。
 帰国せずに、アメリカ合衆国に留まったままでの永住権の申請をできるのは、様々な条件を満たした場合だけです。もし、そのような条件を満たしていれば、永住権申請に際していろいろな面で有利に進められます。移民・非移民ビザにかかわらず、申請はタイミングが大切です。出来るだけ早く、準備を始めるように心がけて下さい。また、専門家に相談し間違いのない準備をして下さい。
2009年1月13日